地獄も仏の世界も、我等が心の内にあり

そもそも 地獄と仏とは いづれの所に候ぞ とたづね候へば、或は地の下と申す経もあり、或は西方等と申す経も候。 しかれども委細にたづね候へば、我等が五尺の身の内に候とみえて候。さもやをぼへ候事は、我等が心の内に父をあなづり、母ををろかにする人は、地獄其の人の心の内に候。譬へば、はらすのたねの中に花ととのみゆるがごとし。仏と申す事も我等の心の内にをはします。

重須殿女房御返事

一尺は、約30センチメートル、五尺は150 cm。
「日本人の平均身長・平均体重の推移」
によると、旧石器時代は、男155 cm, 女144 cm、弥生時代の男性は164cm, 古墳時代の女性152 cmまで伸長。ただその後、古墳時代以降江戸時代にかけて、男155cm, 女143cmまで身長が低くなったらしい。
弥生時代には狩猟採集経済にコメが加わり身長が伸びたが、その後、コメへの偏り、肉食の忌避、不労階級の増大による栄養不足によって、再度身長が低くなった可能性が高い、そうです。
鎌倉時代の男性は159 cm、女性は145cm。
参考:「統計データはおもしろい」本川裕、技術評論社
父をバカにしたり、母をおろそかにする人の心に地獄の世界あり。


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